QQQとGAFAMへの個別投資ではこんなにもリターンが違う

ハイテク

外資系リーマンです。

今米国株ETF、特に、QQQ等のハイテクETFは非常に人気です。

私自身、これにさえ投資しておけば、ハイテククロースは全て揃うという記事を過去掲載しています。過去の記事はこちらです。

【ハイテクETF】VGTと比較して、QQQに積立投資してみた。
VGTとQQQを比較して今のタイミングで積立投資を始めた理由を記事しました。

本当に、アップル、アマゾン、マイクロソフト、フェイスブックス、グーグル等のGAFAMとQQQは同じリターンを産むのでしょうか。

残念ながら、比較してみた結果はそうはなりませんでした。

御覧ください。


パフォーマンス比較

比較条件

ポートフォリオ① QQQ    100%

ポートフォリオ② AAPL   100%

ポートフォリオ③ GAFAM   各20%

期間: 2013年-2020年

金額: 2013年に1万ドルを投資し、配当を再投資する。

上記の条件で比較をしてみました。

各ポートフォリオ毎のリターン

過去7年で比較した際のリターンです。圧倒的にGAFAMを各20%持っていた方のリターンが優れることが分かります。

どうしてこういう結果になるのでしょうか。これは、ETFという商品の特性に原因があると考えます。後ほど記載します。

各ポートフォリオの年次成長グラフ

どのパターンでも、2013年から増えていることは確認ができます。しかしながら、リターンには大きな差が出ていることが確認できます。

各ポートフォリオの年次リターングラフ

年次毎のリターングラフからもGAFAMに分散投資する事でリターン、リスクを抑えられることがわかります。一方でAPPL単体に投資した場合はマイナスの年もある事が確認できます。

各ポートフォリオの配当

ITグロース銘柄なので、配当は僅かです。しかしながら、アップルは年々増配により配当が増えていることが確認できます。

なぜこのようなリターン差が生まれるか

リターン差が生まれる最大の理由はETFという特性にあります。

ETFでは運用会社が都度リバランスを行うため、株価が高い株を売って、株価が下がった株を購入します。あるいは、業績が下がったタイミングで、売って業績の良い株を購入します。これらのリバランスにより、強制的に利確、損切りが行われます。

これにより、長期にわたり成長を行う株や、テンバイガーのような株価が10倍になるといった益を先んじて手放してしまうため個別株投資よりもリターンが大きく損なうのです。

株式投資の基本は長期投資だと思っています。

そのため、強制的にリバランスを実施されてしまうETFはリターンを追求するリスクの許容範囲が大きい投資家には不向きだと言えます。

私も先日の記事でETFで月々10万円積立をしようと書きましたが、今回の比較結果を見て、それであれば、GAFAMに20%ずつ投資の方がずっとリターンが高いのではと今は考えています。

勿論、リスク許容度が人により異なりますので、投資は各々の判断で行ってください。何かの参考になれば幸いです。

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