【AT&T】T 4700人リストラ削減、250店舗閉鎖へ

AT&T

外資系リーマンです。

私も投資しています通信大手のAT&Tが大規模なリストラに乗り出しました。


4700人のリストラと250店舗閉鎖

今回のコロナショックに伴う業績悪化に伴い、250店舗とそれに伴う従業員を削減することを決定しました。

これは、世界全体で244,000人の従業員を抱えるATにとって、2%の人員削減になります。

また、AT&T社では、大部分の従業員がテレワークを継続することを決定しました。

なぜ基盤が盤石であるはずのAT&Tが今回のコロナショックにより多くのリストラを実施する必要があるのでしょうか。


店舗閉鎖はトレンドの移り変わりの象徴

AT&Tの今や主力はスマートフォンの通信事業です。しかし、今回の店舗の多くは固定電話回線の店舗になります。

そもそも、利用量が減っているのに加えて、トレンドがスマートフォンに切り替わり、店舗からの収益が期待できないのです。

また、こうした店舗はいわゆる日本のドコモの店舗のように、情報弱者と呼ばれるあまりサービスに強くない人が利用するものになりつつあります。

メインユーザーの、スマートフォンヘビーユーザー達は何でも、スマートフォンで調べて自分達でネットを通じて契約してくれるため、こうした物理的な店舗を必要とせず利益率が高いため、こっちに軸足を移した方がAT&Tにとっては利益を伸ばせると考えたと予測できます。


業績悪化の理由は5Gへの移行

今アメリカでは、ベライゾン社が5Gで一歩リードしており、AT&T社も5G移行の真っ最中です。

移行期間に伴い、AT&Tは現時点で、移行前の4G回線と移行後の5G回線の両方をサービス維持しなければならず、経費的な負担が大きいのです。

そのため、こうした不採算部門の経費を削減することで、経費負担を軽くする狙いが今回のリストラにはあります。

しかしながら、この移行期間が終われば5Gの回線のサービス維持だけで良くなるため、収益は改善されることが予想されます。


まとめ

AT&T社は4,700人規模のリストラ、250店舗の閉鎖を決定しました。

・理由① トレンドが移り変わり、直営店が利益を産まなくなりつつある。

・理由② 5G移行期間中の4G回線維持にコストがかかっている。

     これはいずれ改善する

いかがでしたでしょうか。

【AT&T】社は高配当、収益安定の代表的な銘柄です。

また、コンテンツ事業にも積極的に投資を行っているため、今後自社のサブスクリプションサービスも伸びてくると予想しています。

しかしながら、トレンドの変化に対応するため今血を流す決断をしました。

これがどうなっていくのかを見守っていきたいと思います。

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