【原油ニュース】米石油掘削リグ稼働数、16年7月以来の低水準

原油

外資系リーマンです。

ロイターで上記ニュースを確認しましたので、私の所感を書いてみます。

そもそも掘削リグって何?

掘削リグは、地下に眠る石油・天然ガスを採りだすための井戸を掘る装置です。

井戸の掘削は、ドリルパイプと呼ばれるパイプの先端に、ビットと呼ばれる硬質のドリルを装着し、パイプごと回転させることで地層や岩盤を砕いて行われます。掘削リグに据え付けられている大きなやぐら(デリック)は、ドリルパイプやケーシングパイプを繋ぎ合わせ、地下深くに下ろすためのものです。(国際石油開発帝石株式会社より)

米石油採掘リグ稼働数の減少

ロイターニュースによると、昨年805機あった稼働リグが、

378機と昨年対比53%減とのことです。

やはり、今回のコロナショックによる需要減と、

直近の原油価格では米系の石油会社は稼働コストに満たないため、稼働停止という判断になるわけですね。

この傾向は来年まで続き21年には、225機ほどまで減ると予測しています。

これは70%減という数字です。

原油価格はこのまま安値が続くか?

このニュースを見る限りゆるやかに上昇していくのではないかな。という、予測です。

価格の安い中東、ロシアの原油も輸送コストがかかるため、

米国でここまで減産されると恐らく価格は上がっていくでしょうし、

完全に他国からの輸入に頼らないといけないとなれば、自国の石油会社を守るため

多くの国が高額な関税を導入すると予想されます。

そのため、現在のバーゲンセールはずっと続かず、需要回復と共に、

一定の金額までは戻りそうな気がしています。

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