ウェルズ・ファーゴはFRBから減配指示も、エイリスキャピタルは高配当継続へ

株式投資

外資系リーマンです。

連邦準備制度理事会(FRB)は、米国大手銀行に対して株主配当を制限する方針を発表しました。

これを受けて、米銀大手のウェルズ・ファーゴは減配となりました。

ウェルズ・ファーゴは約30%減配へ

アナリストによると、現在51セント支払われている配当をおよそ30%減の

35セントまで引き下げられるのでは?と予測がされています。

これにより、配当利回り8.1%の超高配当銘柄だったウェルズ・ファーゴの配当利回りは5.6%まで減少します。

それでも、勿論高配当銘柄ではあるのですが、金融セクターは高配当銘柄が多いため、若干魅力が落ちてしまいます。

エイリスキャピタルは高配当支払い継続

エイリスキャピタルは、現在配当利回り11%と超高配当利回り銘柄です。

今月も、40セントの配当が支払われています。

しかも、この高配当銘柄は金融セクターにも拘らず、FRBからの株主配当を制限する方針を受けません。

これには理由があります。


ウェルズ・ファーゴとエイリスキャピタルの違い

一番大きく異なるのは、エイリスキャピタルはBDCであるという事です。

BDC銘柄のため、中小企業や新産業育成のための事業会社の性質があり、税の免除を受けるため利益の90%を株主に還元することを約束しています。

そのため、FRBからの配当制限がかからないのですね。

「BDC」とは、Business Development Companies(ビジネス ディベロップメント カンパニーズ)の略で、日本語では事業開発会社と訳されます。新産業や有望な中堅企業等(中小企業から上場企業まで)の事業開発を金銭面及び経営面からサポートする会社で、その多くが米国の証券取引所に上場しています。その配当利回りが相対的に高いことや今後の米国の経済成長期待から、注目されている資産の一つです。


まとめ

・ウェルズファーゴを大手米銀行はFRBからの配当制限を受けるため当面増配できない。

・BDC銘柄は税の免除という目的のため元々利益の90%を株主還元に充てられる。

・利回り重視であれば当面BDC銘柄への投資が良さそう。

エイリス・キャピタル以外にも私が投資しているPSECやMAIN等BDC銘柄は多岐にわたります。

高配当銘柄が多いため、高配当を選好される方は調べてみても良いかもしれません。

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