NASDAQ全面安の中、光輝くNIOの新戦略

外資系リーマンです。

昨日の株価は軟調に終わりました。

連日高値を更新していたテスラも小休止です。

しかしその中で、光る銘柄がありました。

昨夜はNASDAQ全面安展開。その中で光ったのはNIOでした。

TSLA,AAPLを中心にぐっと下がっています。

TSLAが-7.8％と大きく下げている中で対称的にに上がっているNIOは＋6.4％でした。

3連休中の、NIOデーによる発表により、期待値が上げたためです。

NIOにおいては、最大のマーケットは中国国内マーケットです。これが取れれば、後の海外は数の上では取るに足りません。

NIOデーの中で、新型車のセダンタイプ『ET7』を発表し、更にNIO=高級電気自動車メーカーのイメージを強く持たせたのではないでしょうか。

NIOの電気自動車の大きな特徴の一つに【バッテリー交換】があります。

バッテリー交換ステーションは現在、中国国内に180カ所前後あります。これを2021年末までに500カ所まで増やすと発表しています。

この成否により、現在の累計販売台数76,000台が爆発的に膨らむ可能性があります。

しかし、まだまだ中国国内の庶民が手が届くにはNIOの自動車は高く、より廉価モデルが出る事が望まれます。

一方で、廉価モデルの発表はこれまで培ってきたブランド戦略と相反するものであり、ここをどう乗り越えるかが高級電気自動車メーカーから中国シェアナンバー１自動車メーカーになれるかどうかの鍵ではないでしょうか。

引き続き注目していきたいと思います。