【AT&T】WarnerMediaを分社化決定

AT&T

外資系リーマンです。

私も投資している高配当通信企業のAT&Tがこの度2018年に850億ドルもの巨額を投じてM&Aした

WarnerMediaをスピンオフし、アメリカTV制作会社Discoveryと共に新会社を設立すると発表しました。

これにより、AT&Tはどのように変わるのでしょうか?投資家が気にしている配当はどうなっていくのでしょうか?

今回のWarnerMediaスピンオフについて

今回のスピンオフは大手ライバル企業VZ社の動きが大きかったように思われます。

ベライゾン社は、米YahooやAOL等の傘下企業を売却し、本業である通信業1本体制になるべく、『択と集中』を発表しました。

これにより、新しく手を広げるのではなく既存ビジネスに注力する方針を取ったわけです。

AT&Tは通信業界では首位ということもあり、底堅いビジネスの地盤の上で、更なる成長のために、メディア企業などに手を広げていたわけですが、ライバルの動向により既存ビジネスを奪われる可能性を危惧したため、本業とそれ以外をスピンオフしたのではないかと考えられます。

今回のスピンオフにより何が変わる?

今回のスピンオフは全て株式で行われるため、AT&Tはこのスピンオフの新会社の株式のおよそ71%を取得する予定です。

その額およそ430億ドル。規模がすごいですね。

この430億ドルもの軍資金をもとに、AT&Tは5G等の既存ビジネスに投資を行うとの事です。

そして、スピンオフの新会社の名称はまだ決定しておりませんが、あのディズニーに次ぐ、全米第2位のメディア企業になると発表されています。

これらの動きにより、AT&Tは通信メディア企業から、通信企業を軸として、子会社にメディア企業を託すことにより、より本業に注力し資本を投入していくベライゾン型のスタイルに切替て行く事が予想されます。

配当については、今回のスピンオフの売却益を株主には新会社の株を配布するという話もあります。

スピンオフ後の新AT&Tでは配当性向よりも今よりも下げる可能性があると発表されており、これらが実現した場合、その分配当は減配の可能性が出るため35年以上減配していない名門企業の名に傷がつく可能性もあります。

引き続き動向を見守っていきたいですね。

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