外資系リーマンです。
昨夜は、JNJが決算発表したこともあり、非常に伸長していました。
決算を見ていきたいと思います。
ジョンソンエンドジョンソン直近の高値更新!
ジョンソン・エンド・ジョンソンが直近の高値を更新し、170ドルを超える価格を付けました。
これは、コロナ下にありながら、予想を超える2020年の好決算を発表したためです。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの2020年決算
JNJのHPを確認してみると、バーンと数字が公表されていますが、
アナリストの予想を超え、下記の通り、利益は減少しているものの、2019年から売上を伸ばしました。
細かくHPを見ていくと内訳が見えてきます。
一般医療、医薬品は売上を伸ばしており、医療機器は売上減少となっています。
地域別の売上を見ると、アメリカ国内での売上が伸長しています。
特に伸び率の良かった医薬部門については下記の通り
2020年では幅広く売り上げを伸ばしていますが、特に伸び率が高かったのが、
STELARAとTREMFYA、DARZALEXです。
STELARAは潰瘍性大腸炎の薬でクローン病等に使用されています。また、TREMFYAは潰瘍性大腸炎の薬でクローン病等に使用されています。また、TREMFYAは尋常性乾癬という皮膚の病の薬品、DARZALEXは抗がん剤です。
いずれも、コロナウイルスワクチンがらみではないため、この状況下による売上増ではない事を抑えておくことで、来年以降もJNJの安定的な成長が期待出来る事が予想されます。
来年の増配は?
今年の業績を見ている限り来年の増配もほぼ間違いないでしょう。
2020年は4月に増配を行っており、58年連続増配記録を更新しています。
来年は59年目ということで、ジョンソンエンドジョンソンがヘルスケアの王であり、いかに盤石な基盤を持つ起業であるかがよく分かります。
ジョンソンエンドジョンソンと言えば、コロナウイルスワクチンにより副作用が発表され、臨床試験が中止になったというニュースが記憶に新しいですね。
しかしながら、それ自体はジョンソンエンドジョンソンの業績に与える影響は非常に軽微だったと考えられます。
もしも、ワクチンが成功するとジョンソンエンドジョンソンとしては、この製造に製薬工場のラインを抑えられてしまうため、必ずしも企業として業績的にプラスに作用するとは言えません。
2021年にコロナウイルスワクチン開発を継続するかどうかも、業績の明暗を分けると思われます。引き続き見守っていく必要がありそうです。
コメント