【高配当株ETF】SPYD / VYM / HDVを比較してみた

ETF

外資系リーマンです。

楽天証券ETF買付代金ランキングで第1位のSPYD、第3位のVYM、第5位のHDVを比較してみました。

実際、高配当ETFはどれが一番儲かるのでしょうか。


各ETFの特徴

名称(ティッカー)SPYDVYMHDV
配当利回り4.48%2.80%3.47%
運用会社ステート・ストリートバンガードブラック・ロック
構成銘柄8042175
経費率0.07%0.06%0.08%

VYMがかなり構成銘柄多いのが特徴です。

また、経費率も一番安価となっています。(誤差ではあります)

それぞれの特徴として、

SPYDは不動産(REIT)、ヘルスケアが多いのが特徴です。

SPYDの持っているREITは日本証券会社では購入出来ないものも多いです。


VYMは下記のとおりです。

元々構成銘柄が非常に多いため分散が図られてます。

連続増配銘柄が多い事が特徴です。

連続増配銘柄と高配当は被らない事が多いため、配当利回りが低い事も特徴です。

しかし、連続増配銘柄は財務内容が良い会社が多く、ブランド力が高い会社が多いため、安全性があります。JNJ、PG、KOなどが上げられます。


HDVは下記のとおりです。

構成銘柄75社に対して

エネルギーの比率が高いですね。

エクソンモービル社、シェブロン社の2社で17.5%を占めます。

1社毎の割合が高いのもこのETFの特徴です。AT&Tとベライゾンで15%等々

大手高配当銘柄に集中投資したい場合はこのETFでしょうか。


各ETFのこれまでの実績(2016~2020)

各ETFのこれまでの過去実績を検証します。

2016年にSPYDができたため、これ以降の記録になります。

条件としては、

2016年に USD 10,000を各ETFに投資

配当は再投資を行う。 

各ETFは2020年にどうなっているでしょうか。

各ETFの2020年時点でのトータルリターン

上記の通り

SPYD USD 10,000 ➡ USD 11,617

VYM  USD 10,000 ➡ USD 13,334

HDV  USD 10,000 ➡ USD 12,950

と、トータルリターンはVYMでした。

これは、上記紹介の通り、連続増配銘柄の株価が伸長しているからですね。

トータルリターンも取りつつ、配当を得たい方にはVIG等の連続増配銘柄ETFも

対象になりえます。

各年毎のリターン

上記の通り、SPYD,VYM,HDVの順にボラティリティーが大きい事がわかります。

分散が効いているVYMの方がHDVよりボラティリティーが大きい事には驚きましたが、

これは、ジョンソンエンドジョンソン、ペプシコ、コカ・コーラ等

生活必需品銘柄を多く持つ影響なのでしょう。

年間配当支払い金額

年間の配当支払い金額は上記の通りです。

連続増配銘柄を多く抱える、VYM、HDVは年々配当が僅かですが増加しています。

一方で配当金額は一番高いものの、

景気の状況等により上下するのがSPYDの特徴といってもよさそうです。

しかし、いずれもETFであることから、

配当金額の上下によりリバランスを各社が行うため、

個別銘柄投資のように、

無配や減配で配当が低い状態が続くといったことは避けられます。


SPYD,VYM,HDV比較結果まとめ

トータルリターン    VYM

配当金額        SPYD(しかし、VYM、HDVは増配を行っている)

ボラティリティの低さ HDV

いかがでしたでしょうか。

投資家の年齢、状況により重視するポイントが異なるため、

どれが一概に良いとは言えませんが、配当金を今後の生活資金に検討される方には

ETFにおいても、1点買いではなく、分散がおすすめであるといえると思います。

ご参考になれば幸いです。

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